静電気チェッカーの基本的な使い方と取り扱い上の注意点
静電気対策で役立つのが、測定器による正確な測定です。特に製造現場では静電気の防止対策は必須になるため、静電気チェッカーを使用することも多いでしょう。安心・安全に作業を効率よく進めるためにも、測定器での測定が大切です。こちらでは、静電気チェッカーの仕組みや使い方、注意点についてお伝えします。
静電気チェッカーの基本的な原理

静電気は帯電すると、電圧がかかった空間“電界”を発生させます。静電気による電界を静電気チェッカーのセンサーが検知すると、センサーが検知した数値を電圧に換算して表示される仕組みになっており、静電気に非接触でも測定が可能になります。
このとき、人体にある帯電が測定に影響を及ぼす恐れがあるため、正確な測定のためにも測定器のアースが必須です。
また、安全のために防爆環境では静電気測定器を使うことは避けてください。
静電気チェッカーを使う際の注意点1~測定と普段の扱い方~

静電気を測定する対象物に、どの程度の電圧があるかわからない場合は、遠方からゆっくりと近づけるようにして測定します。
このとき、無理に測定器を近づけると、静電気チェッカーに放電現象が起きて、破損・故障する恐れがあります。
対象物に無理に近づけることは避けて、ある程度は補正しながら測定するのも良いでしょう。
また、静電気チェッカーのセンサーは非常にデリケートにできています。
衝撃にもあまり強くないのが特徴ですので、机上に置くときにも注意が必要です。触れる際に乱暴に扱ってしまうと、衝撃で破損する恐れもあります。
静電気チェッカーを使う際の注意点2~測定環境~
静電気チェッカーを使う場合、測定環境にも注意するようにしましょう。
例えば、「測定したい対象物の背面に金属がない状態で測定する」「背面に金属がある場合、測定値はゼロを指す」などが挙げられます。
この理由は、静電気が電気の一種でマイナスとプラスの要素を持っており、電気同士に引き合う力が働くためです。マイナスの電気を帯びた物を金属の上に置くと、金属表面には反対のプラスが集まり、静電気チェッカーで測定したときにはマイナスとプラスが相殺されて、静電気がない状態になります。
このような環境下では、実際に静電気があっても“そこには存在しない”ように見えてしまうため、静電気を正しく測定することができません。
静電気測定器を正しく使用し製造現場の静電気対策を行おう!
ジャパンケミテック有限会社で使用している試験用測定器は、肉眼では確認できない静電気をリアルタイムでモニタリング可能です。
帯電防止剤など静電気対策をご提案するジャパンケミテック有限会社では、静電気チェッカー(静電気測定器)のご案内も承っております。
もちろん帯電防止剤(スプレー)のご案内もしております。静電気の対策をお考えの企業様はぜひご活用ください。
なぜ静電気が起きるのか
静電気を防止するために
静電気チェッカー
静電気との関係
帯電防止剤について
製品開発に関する質問と答え
静電気測定で必須の静電気チェッカーなら
会社名 | ジャパンケミテック有限会社 Japan Chemitec, Inc. |
---|---|
設立 | 2005年02月08日 |
資本金 | 1,000万円(2018年01月31日現在) |
住所 | 〒373-0827 群馬県太田市高林南町292−1 |
TEL | 050-3577-6368 |
代表者 | 取締役 富澤 靖雄 |
主な業務 | 一般用・工業化学品の開発・製造・販売 |
URL | https://www.japan-chemitech.jp/ |